兵庫静脈血栓症早期診断治療対応セミナー2016 -PROTECT-

2016年12月4日(日)
於:宝塚ホテル すみれの間
主催:NPO法人日本血栓症協会
共催:血管疾患をともに考える会

運営スタッフ

【座  長】 吉牟田 剛 (金沢大学 循環器内科・保険管理センター)
【演  者】 井原 美栄子(安井医院 看護師)
       岡島 年也(こだま病院 循環器内科)
       武田 亮二(洛和会音羽病院 脈管外科)
       保田 知生(がん研究会有明病院 医療安全管理部・消化器病センター消化器外科

【検査技師】 大塚 淳平(東宝塚さとう病院 臨床検査室)
       久保田 義則(北播磨総合医療センター中央検査室)
       高坂 仁美(神戸大学附属病院 検査部)
       佐藤 幾生(西宮協立脳神経外科病院 臨床検査科)

【被 験 者】 西宮協立脳神経外科病院 職員2名
       こだま病院循環器内科通院中 患者様3名

【ライブモニタリングオペレート】 福田 信哉/ピー・ドン・ボール
【実行委員】 血管疾患をともに考える会 事務局「PROTECT」係
<五十音順、敬称略>

@ VTE予防の意義 岡島年也

VTEの予防策ならびに予防の重要性について講義致しました。

A 静脈の解剖・病理・生理 武田亮二

静脈の解剖と生理について講義致しました。

BVTEの病態と診断の進め方 岡島年也

DVTを末梢だけの疾患と捉えるのではなく、
PEを含めたVTEとして診療する事の重要性について講義致しました。
VTEは各病態により対応が異なるため、どの段階で、
どのような検査を行うかの見極めが重要である事を説明致しました。

C下肢静脈エコーライブデモンストレーション(第一部:基礎編)
■解説 久保田 義則/吉牟田 剛/岡島 年也 ■検査 佐藤 幾生

エコーでは、静脈および静脈弁がどのように描出されるかを下大静脈から
下腿静脈までライブデモンストレーションと併行して解説 致しました。
特に、体位変換による血管の描出能の変化や圧迫法および
ミルキング法を用いたドプラ波形を供覧頂きました。
また、検査部位とエコー画像をマルチ画面でスクリーンに表示し、
プローブの当て方や角度など手技の要点について解説致しました。

DVTE治療における経口FXa阻害薬の位置づけ 岡島年也

VTE治療、特に経口FXa阻害薬のVTE治療における位置づけを中心に講義致しました。

EVTE経験者から医療者へのメッセージ   井原 美栄子

実際にVTEを患われました井原さんより、当時のお話から現在の
病状について医療者の視点をふまえてお話頂きました。

F下肢静脈エコーライブデモンストレーション(第二部:臨床編)
■解説 久保田 義則/吉牟田 剛/岡島 年也 ■検査 佐藤 幾生/高坂 仁美

健常者の方と罹患者(@ 胸郭出口症候群合併上肢DVT
A ベーカー嚢腫合併膝下DVT B FVからの中枢型DVT)の
血管を比較しなが ら検査手技の要点と病態について解説致しました。
B-mode法、カラードプラ法でのDVT所見を供覧頂き、
DVT評価法について詳細に解説致しました。
また、TOSテストを施行して上肢動脈のドプラ波形の変化を呈示し、
ベーカー嚢腫の特徴についても解説し、エコー施行時の注意点も
おさえながらライブデモンストレーションを行いました。
尚、それらの画像をマルチ画面で供覧頂きました。

G血栓後症候群治療の重要性 保田知生

血栓後症候群の定義と、現在の日本における罹患率の推移や
その背景について講義致しました。
また、弾性ストッキングの重要性についても講義致しました。


会場では弾性ストッキング企業による商品の展示も行って頂き、
参加者の皆様は治療に使用される弾性ストッキングを手にとり、
圧力の違いや肌触りなど試されていました。

プログラム終了後に、希望者の方には、30分程のハンズオンセミナーも行いました。

最後に、閉会のご挨拶を日本血栓症協会理事長の保田先生よりご挨拶頂き、
静脈血栓塞栓症の予防には医療者と一般の方、両方の正しい理解が重要であるため、
ご参加頂いた皆さんもVTE診療の均てん化・質向上・啓発活動にともに
取り組んで頂きたい。という思いを伝えられ、会を閉じられました。

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